今回は受験英語における英単語の勉強について話をしよう。
英単語の学習法に関して、単語帳を使うべきだ、という人と、文章中にでてきた単語をそのつど覚えていけば十分だ、という人の2種類の人間がいると思うが、私は単語帳を使うことをおすすめする。
単語帳を使うことをお勧めする対象はその人の志望大学によって変わってくるが、
概ね必要なのは私立文系>私立理系>国公立文系>国公立理系の順番だろう。
まず、文系での受験は、英語の配点の比重が高い。
難易度も理系より文系の方が英語は難しいことが多く、文章量は多い。
さらに、私立の場合、国立よりも読解問題中心のため、より正確に速読する力が試されると言えよう。
英文を読解するためには、もちろん徹底的な英文の読みこみが必要なのであるが、私立文系、特に早慶を受験する者にとっては、英文から得られる単語を覚えるだけでは足りない上に、時間がかかってしまう。
そこで単語帳の必要性がうまれる。単語帳はZ会出版の「速読英単語」、駿台出版の「システム英単語」、鈴木陽一の「DUO」、オー・メソッド出版の「単語王」、清水かつぞー著の「英単語ピーナツほどおいしいものはない」などが有名である。
これら単語帳の中で、私が受験生時代つかっていたのが「単語王2202」である。
ひと際分厚く、数ある単語帳のなかでも存在感抜群のこの単語帳の魅力は、なんといっても単語の掲載数にある。2202と銘打ってあるが、細かく書いてある派生語、対義語、類語を含めると、なんと8000近くの単語が載っているらしい。
私はこの単語帳で一日100個近く覚える努力をし、何回も復習をしたため、受験日には単語において一切の不安はなかった。
この単語帳を使うことを私は強要しない。世の中にはたくさんの単語帳があるが、自分に合ったものを見つけてそれを極めることが、合格への近道である。
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